沼島おのころクルーズの運航(欠航)状況やお天気に関する最新情報を以下のコメント欄に更新していきます。更新できない場合も多々ありますので参考程度にご確認ください。
◆船の形状について
このクルーズでは漁船に乗船していただきます。漁船は作業効率を優先して造られている船なので、そのカタチは漁師は濡れてもいい前提となっています。つまり、普通の客船より波をかぶりやすくなっています。そのため、通常の業務である漁業に出られるようなお天気でも、波をかぶってびちょびちょになりそうな場合は中止となります。
◆お天気について
一般にお天気というと晴れ、曇り、雨や雪をさし、雨雲の有無が重要視されます。しかし漁師にとっての天気は海の天気となり、海の天気では風と波が雨よりも重要になります。海上に風が吹けば船は流され操船しにくくなります。また、風により波もでてきます。天気予報で何メートル以上の風が吹けば中止といえれば簡単ですが、海上の天候は複雑です。例えば同じ方角の同じ風が吹いていても潮流と逆らっているかどうか、あるいは季節や気温で荒れていたり凪いでいたりします。同様に何メートルの波でも、低気圧の波か風の波か、あるいはその方角で出られたり中止になったりします。
◆お天気について(春)
運航確率60%
移動性高気圧がある場合はよいお天気となります。梅雨前線など前線がある場合、予報や予想は難しくなります。天気図で前線は細い線ですが実際には幅の広いものです。わずかに上下するだけでお天気は大きく変わります。ざっくりで言うと、前線が本州より南に位置する場合、低気圧の波の影響があります。前線が沼島あるいは沼島付近にある場合、悪天候となります。一般に春のお天気は三寒四温といわれるように高気圧と低気圧が交互に来ます。前線が発生しやすいです。前線がある場合、直前まで天気予報は変わりやすいです。春のお天気は難しいです。
◆お天気について(夏)
運航確率80%
太平洋高気圧の勢力が強く暑く晴れる日が多いです。気温の低い午前中は、ほぼ運航できます。気温、水温の高くなる午後から沼島では南風が吹くことが多いです。午後からは中止となることが多くなります。
◆お天気について(台風)
運航確率10%
台風は強力な低気圧です。低気圧は海水面を持ち上げ、波を発生させます。強力な低気圧である台風がつくり出す波は大きいです。海は遠くでもつながって海です。テレビの天気予報の天気図に見えるか見えないかくらい遠くにある台風でも、位置によっては波が沼島まで伝わります。また、北上するコースが太平洋か日本海かでも通過後の波の残り方が変わります。
◆お天気について(秋)
運航確率60%
近年、秋は短くなり夏からいっぺんに冬になるようにも見えます。秋は春と同様のお天気の傾向といえます。高気圧が張り出していればよいお天気。女心と秋の空。昔の人は上手に言ったものです。コロコロ変わりやすいものの例えです。秋も高気圧と低気圧が入れ替わり、秋雨前線が発生します。前線が発生すると、その微妙な位置で天気予報は変わります。梅雨の前線と同様に、沼島付近にあれば悪天候です。
◆お天気について(冬)
運航確率40%
冬の典型的な天気図は西高東低です。西に高気圧、東に低気圧。この天気の場合、瀬戸内海を強い西風が吹きます。当然のように沼島にも西風が当たります。海上を強風が吹くと波が発生します。沼島の港は、西を向いており、この西風の影響をもろに受けます。テレビなどの天気予報で「冬型の気圧配置はゆるみ・・・」と言われるような日のみ運航できます。沼島の冬はほとんど雪が降りません。気温はその程度ですが、乗船の際は風を防げるような服装、また、指先が冷たくなりますので、防寒対策はしっかりとお願いします。
◆お天気について(風向きの漁師のことば)
◇まぜ・・・南風のこと。紀伊水道を吹き抜けて来るこの風は、高い波をともないます。沼島の見どころは南側に多く、まぜが吹くと概ね欠航となります。
◇ようず・・・南風のこと。まぜ程は強くない風ですが、気温、水温、風速によっては波をともないます。夏の午後からしばしば吹きます。概ね欠航となりますが、まれに運航できることもあります。
◇こち・・・東もしくは北東の風。沼島のような小さな島でも、海の上では風よけとなります。しかし、こちが吹くと沼島の形状のため、風は回り込んで、ほとんど風よけになりません。沼島の漁師が一番嫌う風がこちです。強いこちの時、概ね欠航となります。
◇北風・・・沼島では、ほぼ使わないことばです。沼島の北には淡路島、そして淡路島一高い諭鶴羽山があります。淡路島周辺の瀬戸内海や大阪湾で北風が吹く天気の場合、沼島では北西あるいは北東の風となります。似たような北風でも、西かこちかで沼島の海は大きく違います。
◇かえしの風・・・台風の通過後に吹く風。台風の進路によって、強弱あるいは有無が違います。台風接近時には大まぜが吹き、南からの波が高くなります。台風が日本海を北上する場合、通過直後、北より、続いて西よりの強風が吹きます。この風は強い方がよいとされ、南からの波を消してくれます。しかし、台風が太平洋を北上すると、このかえしの風が吹かず、数日間台風の波が残ります。台風の進路によって、通過後1日程度で運航できたり3日ほど欠航が続いたりします。
過去ログ
2024年運航状況とお天気情報
4 件のコメント:
15日(水)、16日(木)、17日(金)
風により中止
土曜日は今のところ行けそうです。
1月18日(土)、19日(日)、20日(月)お天気よさそうです。
お電話お待ちしております。
今週は24日(金)まで天気よさそう。
25日(土)午後から日曜は風で中止の見込み。
1月22日(水)は午後から風のため中止
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